昨日は午前中は時折雨が降っていたという三重県の鈴鹿サーキット。
毎年熱い戦いが繰り広げられ感動のドラマを生む鈴鹿8時間耐久レースの予選スペシャルステージが行われる頃に私も鈴鹿サーキットに到着。
本来ならメインゲートからパドックに入り色々なレーサー仲間やスタッフの応援をしたりするイメージもあるのですが私の鈴鹿8耐は裏のストレートの途中にあるピットロードからタンデム走行でコースを走る「風の会」のボランティアがメインとなっています!
何度もご紹介を致しますが「風の会」とは現役のレーサーや過去に活躍をされた国際A級ライセンスを持つOBライダーの方々が集まり普段からバイクに乗るチャンスの無い身体に障害を持ってしまった方々に「タンデムをしながら8耐真っ只中の鈴鹿のコースをバイクで走って貰おう!」とレーサーの大先輩である水谷 勝さんが始めた素晴らしいボランティアなのです。
普段は自分で起き上がることの出来ない方もいらっしゃるのでベルトでライダーと身体を固定するなどの特別な装備が追加されるのですが我々ライダー以外にも沢山のボランティアの皆さんの手によって盛大に行われます!
写真は昨日私の後ろに乗って一緒に鈴鹿サーキットを2周走ってくれた山森文裕くん17歳!
以前にも風の会に参加をされたことがありとても楽しかったという事で2回目の参加だそうです。
しっかりと私につかまる事は出来ないとの事で私の身体としっかりとベルトで固定をすることになりました。
ボランティアの皆さんは朝からバイクを並べたりシートが熱くならない為の工夫をしてくれたり、乗車時のベルトの装着の為の練習を入念に頑張ってくれたりしてくれており本当に感謝を致しました!
そして私もスタッフの一員としていかに後ろに乗って頂ける方に喜んで貰おうかと色々と工夫をします。
殆ど身体は固定しなくても良い方もいれば今回の文裕くんの様に全てを固定しなくてはならない方もいらっしゃるので本当は数回一緒に走りたいと思うのですが限られた貴重な時間ですのである程度の安全マージンを考えて走らないとならないのです。
今回、私は左のバックミラーで彼の顔の表情を常に確認し彼には何かあった時には私の腰の辺りを引っ張ったり叩いたりして頂くように作戦を練りました。
私のライディングが悪ければ彼に不快な想いをさせてしまい一周で終了何て事にもなり兼ねないので何度も彼に声を掛けながら表情でペースを決める事に致しました!
そして皆さんに見送られ私と文裕くんの2017年風の会がスタートです!
バイクはヤマハさんが提供をしてくれたトリシティ155というフロントが2輪のタイプのスクーター!
毎年メーカー毎に色々なバイクを貸して頂けるのですが今回はスタート時にフロントに粘りがあり二人乗りでのんびり発進した場合若干ふらつく事が気になりましたがコーナーリング時は絶大なる安心感がありました。
文裕くんはスタート時より走り始めてからの方が表情が落ち着いており風がもろに顔に当たってしまう為、スピードは80キロ前後と控えめにしました!
途中で彼の腰に手をまわし安定感を確認しながら「大丈夫?」とか「楽しい?」と大きな声で聞いてみると少しだけコクっと頭を下げてくれる事が解り「もう少しスピード上げてみようか?」などとコミュニケーションも取れるようになったのですが残念ながらあっという間に一周約 5.8キロのコースを2周してしまいました。
ピットアウトした私と文裕くんはお母さんや沢山のスタッフの皆さんの拍手に迎えられ無事に2017年の風の会が終了となりました!
嬉しかったのは皆さんの手助けによりバイクを下り車椅子に乗った文裕くんに「楽しかった?」と声を掛けるとコクっとうなずいてくれたこと!
この為に鈴鹿に行く私としては一番嬉しい瞬間なのです!
今年も皆さんのお陰で新しい出会いと思い出が出来ました!
昨夜鈴鹿から帰って来てからは汗まみれになったヘルメットのパーツややはり汗まみれになったシャツやタオルなどをコインランドリーに行って洗ったりキレイしたりとバタバタ致しましたが、新たに飾られた今年の風の会のTシャツを見ながら来年も必ず参加をさせて頂きたいと改めて思いました!
またまた過去の様子!→https://www.youtube.com/watch?v=qpnsJkmbzT4