今回当社にメンテナンスの依頼を頂いた水冷のポルシェ911の初期モデル。
色々な雑誌で色々な事が言われやすい車でしたが良く見ていくと新しい時代に向け再出発したのに古き良き時代の空冷ポルシェの雰囲気を一生懸命に残そうとした努力が感じられます。
エンジンもいつまでも空冷ではレース等の時にどうしても冷却能力に限界があったのでしょう。
あえて空冷の頃に感じたエンジンの重低音が無くなり新時代を感じる滑らかなエンジンとなっています。
DOHCエンジンにする事により排気量を下げながらも今までのスタンダードの空冷エンジンよりパワーアップをしていました。
ボディは結構狭いのに意外としっくりとしていた空冷911から本来の外国の方々がユッタリと出来る大きさに変わっています。
勿論、大きくなった訳ですがこの辺りも賛否両論と言ったところでしょうか。
複雑ですが大きくなっても以前の「空冷モデルと重量が変わらない」と言う言葉に不安を感じましたがこれも時代の流れでしょう。
シートや色々な部分にもやはり大きく雰囲気を変えない様に努力をした気持ちが見えます。
メーターも今風の一体型の物になっていますが30年以上(今となっては50年ほど!)も殆ど変わらずに受け入れられて来た空冷911の雰囲気を残そうとした努力が見られます。
他にも色々なところに「古き良き時代」の雰囲気を残そうとした努力を感じますが過去にこの911モデルから抜け出そうとしても中々受け入れられなかった「怖さ」があったのでしょう。
私は思い切って冒険をしても良かったのでは?とも思いますがこの水冷911はアメリカ等でも受け入れられ新しいポルシェの時代の始まりが成功だったと言っても良いのかもしれませんね。
こちらがこの度当社のおそらく永久デモカーとなるであろう空冷911の「らしい」デザインの残る最後の年式の964モデル。
あえて比較すると「頑丈な造りの鉄の塊!」って感じにも思えます。
それでいて走行性能は高速道路でも未だに全く問題を感じないほどでその「基本設計」の凄さに何度も関心をさせられます。
水冷のモデルに比べれば狭い室内もスポーツカーとしては頭上に余裕があり視界が良好な為かしっくりとさえ致します。
どんどん価格が高くなっている空冷ポルシェは「昔からデザインの変わらない高級時計」の様な物かもしれませんね。
そしてこの水冷ポルシェ911に変化して行く上でデザインの変化をなるべく感じさせない為にこの様なデザインになったと言われているのが先月まで当社のデモカーでもあった空冷ポルシェ911のタイプ993モデル。
実際にはパーツの数が減っていたり、小さなゴムパーツの耐久性が落ちていたりボンネット位置が高くなってしまい本来のシャープさが無くなってしまったと思っていましたがエアロを取り付けるとガラリと雰囲気が変わり戦闘的になるデザインでした!
逆にこの993モデルは見えない部分に色々と手が入れられており、乗り心地の良さや整備性の良さを実感させられ空冷のポルシェの最後のモデルとしての仕事をキッチリとこなしたと言えるでしょう!
当社でもデモカーを964モデルと決め手放す時にも従業員さんからの反対をかなり受けましたので!
まあ色々なポルシェのお客様が来てくれているうちに解ってきた事は空冷の時代と水冷の新しい設計の時代を比べる事がおかしいとは思うのですが「自分の好きなポルシェが最良のポルシェ!」と言って良い様な気がしますね!
当社のご紹介(取材記事)→http://ino.hamazo.tv/e7307726.html

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