遂に2012シーズンのオートバイレース全日本選手権が強く雨の降る鈴鹿サーキットで終了を致しました。
雨の中でチャンピオンが決まり喜ぶライダーやスタッフ達がいれば、我等が地元自慢の国際ライセンス女性レーサーである三好菜摘選手の様にレースが雨で中止となってしまい最後の最後に実力を出せずに終了をしてしまった方々も多く見られました。
菜摘ちゃんもそうですが一緒に遠征をして来て手伝いをしていたお父さんやお母さんのやり切れない表情も印象に残りました。
私もとても悔しいですがレースの世界は最後の最後まで何が起こるか解らないので、初めから一生懸命に全力を出し切る事が大切だと改めて感じました。
この写真のマシンに乗る関口太郎選手も悔しい年となったレーサーの一人でしょう。
昨年の雨の鈴鹿の最終戦では、目の前にいるライダーを一人抜けばチャンピオンが決定する関口太郎だったのですが、当日の午前中に起こってしまった他のクラスのレースでの転倒による大怪我が影響。
残り3周、3秒前を行く選手を抜けばチャンピオン・・・・・そしてスパートを掛け始めた直後のスプーンカーブで彼の2011年のランキング2位が決定してしまいました。
そして昨年のウィークポイントを解決した太郎は第3戦の茂木でコースレコード、ポールポジション、そしてブッチ切りの優勝と言う過去に全日本の250ccクラスでチャンピオンを取った実力を発揮し始めます。
しかし、その直後のテストで大腿骨を折る大怪我をしてしまったのです。
その時の様子 → http://ino.hamazo.tv/e3345632.html
そして「今シーズンは厳しくなってしまった・・・・」と思っていた私の元に彼から「SUGOでますよ!」と言う信じられないメールが送られて来て驚いた事を忘れません。
残念ながら手術のやり直しがあり、結局SUGOへの出場は出来ませんでしたが、その後九州のオートポリス、岡山国際、そして今回の鈴鹿と「殆ど踏ん張れない足のまま」出場し少しずつポイントを重ねて行きました。
最終的にランキングは「8位」となりましたがそのまま欠場していたら13位だったかもしれない事を思うと彼が勝てなくても「プロ」として走った理由が解る気がしました。
絶対に転べない怪我の状況とウェットコンディションで最終戦を走り切った太郎・・・・・かなり気を使い疲れた感じでしたが、モニターでリザルトを見ている彼はもう2013シーズンの作戦を考えているように見えました。