心の準備が終わり私の担当のバイクで後ろに乗ってくれる方を待ちました。
そして来てくれた方はバイクで大怪我をしてしまい、今一生懸命に良い方向に努力をしてくれているであろう「みちさん!」
「宜しくね!」「宜しくお願いします!」「ガンガン行っちゃうからね!」「そうですね!」一瞬で意気投合し、とても良い笑顔の方で「頑張ってあげよう!」と思った瞬間、緊張は消えていました!
今現在は結構大変な状況との事ですが「水谷さんも転倒の後で殆ど手に力が入らない状況だったけど今頑張って今回の8耐でも頑張って走っているよ!」って話したり、レーサーとして仲間に色々と大怪我をした仲間が多かった私の出来る限りの事を伝えようとしましたが初めて会ったばかりで詳しく何も聞いてなかったのでまた話したいと思います。
そしてスタッフの方々が車椅子からゆっくりとミッチャンをかかえ私の後ろに乗せました。女性なので気を使い「肩に手を掛けていいからね!」と言って後はスタッフの方々の指示に従いました。
スタッフの中にはブログの先輩であり同級生のhiro-bpnさんや地元でスズキのイベントの手伝いをしてくれていたTAHIROちゃんもいてくれ、ずっと私達をウチワで扇いでいてくれてました。 とっても嬉しかったです、ありがとうございました!
イベント用のバイクは身体の固定は勿論、私もベルトだらけになるほどかなりの気遣いがされています。
みちさんもテキパキと「ハイ!」「大丈夫です!」と答えていて、最後に足とステップの固定と私とのフィッティングの確認がされました。
そして完了!!
私もホッとしながら自分の装具やヘルメットのあご紐にバイクのミラーやステップの操作具合を確認!
みちさんも元々バイクに乗っていただけあり、私の注意をしっかりと聞いてくれ「まあ、バイクに乗ってんだったら全く問題ないか!」と私が言うと「大丈夫です!」と言ってくれたり、「時間が短いよな!このまま海まで行っちゃおうか!」と言うと「本当ですよね!行っちゃいましょう!」ともう何年も前からの知人みたいに感じてしまいました!
2人のテンションがバッチリ上がった所で本当の意味の「風の会」に出発です!!
私も2002年の8耐の第3ライダー以来のフルコース!後ろのみちさんもとても楽しく会話をしてくれて2人は緊張感が全く無いまま鈴鹿サーキット国際レーシングコースを走り始めました!
「ミッチャン!ここの時点でだいたい200キロオーバー・・・・・でこの辺で300キロ位からブレーキを掛けてこのコーナーは200キロ位で膝をすりながら回って行くんだよ!見てみて転んだ跡が、ほら沢山!・・・・そしてこの看板位でフルブレーキング・・・・・そしてこのシケインを回って・・・・・そしてここから全開のストレート!!」
みちさんも「エ〜凄い・・・・・楽しいですね・・・・・」等と元々バイクに乗っていただけあり楽しそうな声で答えてくれます!
グランドスタンド前を通過するとピットロードやプラットホームから色々な方々が手を振ってくれます!メインスタンドの方も手を振ってくれてます!
みちさんもそれに応え手を振ったり!私も手を振ったりホーンを鳴らしちゃったり・・・・・その時に私は何故か自分がレースでゴールした時と同じ気持ちになれた気がしました!!
ふざけてGPレーサーが優勝した時に喜びを表すような動きをしたのをみちさんは気付いていたでしょうか?(笑)
そしてその後の1コーナーでミッチャンに説明をしながら周りを見てみると前と後ろにバイクがあまりいません!たまたまメインスタンドで2人が興奮!?している間に前が先に行き、後ろの方々のペースがゆっくりだったのでしょう!
前後がクリアになった私の頭に「せっかくのサーキットだし少しアクセルを開けてあげるか・・・・」と言う思いが湧き、「ミッチャン、少しペースを上げようか?」と私が聞くと予想通り「はい!!」と答えが来ました!
その後で本当の「風の会」の始まりです!勿論キケンなスピードではありませんがアクセルを少しだけ開けました!
私はその後もコースの説明をしながら走りましたが「楽しい!」とか「終わりたくない!」とか言ってくれていたみちさんにはコースの事なんかどうでも良かったのかもしれませね。
そんな声を聞いている時にはもう2人は普通の楽しいカップルと同じで何も不自由な事を感じません!!
「この瞬間が一番大切だった!」と今になり何度も心の中で思っています。
私も久々の鈴鹿のコースに興奮しちゃって「ここがショートカット!行っちゃってもう一回向こうのコースに戻っても怒られないかもね!」等と冗談を言い笑いながらも、ゴールの西コースのピットが近付いて来る事が寂しくも悔しくも感じました。そしてヘアピンからスプーンコーナーを抜け最後にまた少しだけアクセルを開け、あっと言う間にゴール・・・・・・
そしてみちさんと私はスタッフの方々の元に戻りキーをオフにして本当の「風の会」の終了を致しました。
その時のみちさんと私の気持ちはきっと同じだったと思いますが、他には一周がやっとの方もおられるので贅沢は言えませんし、今回の機会を頂いた皆様に思いっ切り感謝を致しました!
その後とある雑誌に今回のイベントが紹介され私達の写真が掲載されていました。他の方々にも私達の楽しさが伝わったと思い改めて感激を致しました。

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